私の場合、実家の近くには駄菓子屋というものがなく、おやつはスーパーや母親の手作りが殆どでした。ですから、母方の祖父母の家の近所にある駄菓子屋に始めて連れて行ったもらった時の衝撃は今でもよく覚えています。お菓子の個売りに、単価の安さ、そして何よりあの独特なのんびりとした空間。子供心に感動しました。小学生までは母が帰省するたび祖父に連れて行ってもらってましたが、（一人では道に迷いそうな場所だった）祖父の死と自分自身の成長も相成って、その駄菓子屋とも疎遠になってしまいました。この企画を見てあの駄菓子屋さんはどうしているだろうと思い、祖母に電話しましたが、５年程前に長年きりもりしていたおばあちゃんも亡くなって今はコンビニになっているそうです。寂しいですが、駄菓子は色んな思い出の味です。