私の近所には駄菓子屋がなかった・・・友達と遠出してまで買いに行ったものです。学校の休憩時間に、次に買うものを相談したり、お小遣いで買えるものをリストアップしたりと子供の私たちにとってはかなりの生活、いや人生においてウェイトが重かった特務でした。そんなある日、クラスの中に「ポテトスナック」のうわさが・・・なんだか異常においしいものが出た、と。それは一大事、食べてみたい！と思ったけれどその日はピアノのお稽古の日、駄菓子屋に行くことができない！ちょっと半泣きになって帰って、しぶしぶピアノを弾き終わったら友達が家の前で自転車に乗って待っていました。前かごには駄菓子屋の袋が！友達はわざわざ私の分まで買ってきてくれて、しかも一緒に食べるまで開けずに待っていてくれたのでした。公園で二人で食べたポテトスナックには感動、ポテトチップでもなく今まで食べたことの無い歯ざわりと味わいに子供ながらに世界一おいしいと太鼓判を押したのでした。今でも「ポテトスナック」のパッケージを見かけたら絶対買ってしまいます。今は味の種類が増えているんですね。引越ししていったその友達と一緒に新しい味も食べたかったです。